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2011.02.26 逆転世界 3
逆転世界 3

やってきたのは、朝の通勤時間帯、混み合う電車のホーム。
元の世界では、痴漢で有名だった路線。考えが正しければ…ここは…。

痴漢出没の警告が多く貼られ、駅員が多く見張っている先頭車両付近。
いつもなら、男性ばかりが並び、ミニの女性でも並ぼうもんなら、
電車に乗ると同時に取り囲まれるのがオチだ。

しかし…今この世界では…。
思ったとおり、OL・人妻風・熟女、ちょっと暗そうな女性が列を作っていた。
下半身はジャージ姿のおれが並ぶと、ほぼ全員がチラチラとこちらを見てくる。


思ったとおり。こいつらは、痴女だ。この世界での、痴漢。
自分のしていたことを思い出して裏返せばいいだけだから簡単だった。
変態の考えは手に取るようにわかる。

20代後半くらい、むっちりとして色白で顔はそこそこ。ボブの髪型にぴったりしたパンツスーツの、一見暗そうなOLが、おれの前に割り込むように並び、何度も振り返っては、顔…身体、そして視線を下げ、股間を見てくる。
痴漢OKかどうか、おれの身体がどうなっているか、痴漢の妄想で頭がいっぱいなんだろう。
お尻が触れそうなくらい、下がって近づいてくる。

立場が変わると、こうも痛快だとは。
今まで男がしていたこと、嫌悪されていたことを、この女性たちが、ドキドキと興奮に胸を高鳴らせながら、期待しているのだろう。落ち着きなく、どこか暗さを持つ緊張した面持ちで、チラチラと覗き見てくる。そして妄想している。おれの一挙一投足に注目しながら。

くくく、期待通りに、ウブで純真な痴漢OK男を演じてやろう。

電車が到着すると、素知らぬふりで、順番通りに進もうとすると、
早くも囲まれるように、見事に奥へと押し込まれていく。周りは全て女性。
前に居たOLが、他の女性と争うようにポジションを取り、お尻を擦りつけながら、おれの前方をキープしている。
そして、奥まで押し込まれると、まるで混んでいるから仕方ないと言った風に身体を預け、お尻を密着させてきた。

まさに痴女、いや痴漢。他の女性も、チラチラとこちらを見ながら、身体の一部を触れてくる。様子を見ているのだろう。おれは、動かずにやり方を見ることにし、寝たフリを始め、薄目で周りの動きを見る。

むっちりとしたOLは幾度か振り返り、おれが寝ているのを確認すると、その大きなお尻をおれの股間に大胆に何度もグイグイと押し付けてくる。避けないと分かると、さらに脚を開きくの字にお尻を付きだした格好で、勃起した陰部に擦りつけ、ハァハァと吐息を乱し明らかに興奮している。お尻を開き、熱く火照った柔らかい股間が押し付けられ、ビクビクと震えてもいる。

この世界ではやはり、元の世界の男性並に変態女が存在し、
放っておいても変態行為をしてくれるのだ。

この変態痴漢OLめ…腕を掴んで叫んでやろうか、などと考えながら、巨尻の感触を楽しんでいると、2駅が過ぎた頃、変態OLは揺れを利用して体勢を変え、ゆっくりと正面に向き直る。視線を合わせず素知らぬ顔で、しかし顔を赤くしながら、スーツがはちきれそうなムッチリとした身体を、正面から密着させてきた。

こいつは本物の変態痴漢だ。今頃痴漢の興奮で股間もグチョグチョに濡らしているだろう。
ゆっくりと、体重をかけてくると…胸が当たって押しつぶされ…股間同士が擦り合わされる。それでも、いかにも偶然です、といった素知らぬ顔。OLが下ろした手は太ももの側面に当て、おれの手にも触れてくる。触りたいが、緊張しているのだろう。心臓のドキドキまで密着で伝わってきた。

くくくっ…ここからどうしてやろうか。
変態女を辱める様々な妄想が頭に浮かび、痛快でたまらなかった。


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